「ほめること」について
梅雨の前の猛暑が続き、熱中症が心配な時期になってきました。
夏を乗り切れるよう、体力をつけていきたいと思います。
寒さはある程度は着て対処できる部分もあるものの、暑さはどうにもならず、だるくなったり苛立ったりしがちだと感じます。
今日は暑さの中でも温かい言葉が溢れていくことを願って、「ほめること」について書いていきたいと思います。
そもそも私は「ほめること」も「ほめられること」も苦手でした。
ほめることが苦手な人には、大きく分けて3つのタイプがあるそうです。
★完璧主義の人
★ほめられた経験のない人
★ほめられた後に何か言いつけられたことがある人
私の場合は「完璧主義」ゆえの自信のなさから来るものだったと思います。
自信がないから「私なんかがほめても喜ばないんじゃないか」と余計な考えを持っていたせいで、ほめることが苦手でした。
しかし、これも保育の仕事の中で育てられたと感じて感謝していることの一つです。
保育士になったばかりの頃は、どんなことでも「ほめなきゃ~」と思って、よくわからなくても「上手だね」とか言っていました。
でもそれでは心がこもってないので、それが子どもにも伝わってお互いに気まずくなる・・・。
こんなことを繰り返していました。
そんな中、本を読んだりして自分なりに勉強する中で「無理にほめようとするのではなく、認めればいい!」と気づき、それからはとても気持ちが楽になりました。
子どもに対しても変なお世辞を言わなくなり、素直に「いろんな色で描けたね」「大きいのができたね」と気持ちをそのまま伝えることで気まずくなることもなくなり、気持ちの通うやり取りができるようになりました。
実は「ほめる」ことには「称賛」と「賞賛」の2種類があるということを最近知りました。
◎称賛:「いいな」と思ったことを言葉で伝えることで表現される。
→状況に関わりなく、自分がいいと思えばできる。
◎賞賛:褒美や賞金、賞状を与えることで表現される。
→他者より優れているという状況がなければできない。
つまり、自分に自信があるかないかとか、自分の経験などは関係なく、「自分がいいと思ったことを素直に相手に伝えること」で好意や関心を伝えることが「ほめること」なのだと気づかされました。
自分の小さな気づきは、自分しか気づいていないものかも知れません。
その小さな気づきをお互いに口に出して伝え合うことで、「認め合う文化」「ほめる文化」が日本にももっと定着していくといいな、と願っています♪
温かい言葉が溢れる社会になりますように♥