Sail of the Lord Church(セイルオブザロードチャーチ)保育士ぴよこのブログ

Sail of the Lord Church(セイルオブザロードチャーチ)保育士ぴよこのブログ

東京都足立区キリスト教の教会Sail of the Lord Church(セイルオブザロードチャーチ)に通う保育士、ぴよこのブログです♪

「怒り」について

雨の日が続き、つい1,2ヶ月前の春の日が懐かしく恋しく感じる今日この頃です。

 

さて、前回に続き「怒り」について書いていきたいと思います。

怒りとはそもそも、理想と現実とのギャップが生じるために起こります。

 

産まれたばかりの赤ちゃんにも「快」と「不快」の感覚はあるのですが、「快適でありたい」理想と異なる「不快感」から赤ちゃんも泣いて怒って表現します。

つまり、「怒り」は最も基本的で初歩的な感情であると言えます。

この「怒り」があることによって敵や悪いものから守ることができる防衛本能とも言えます。

 

子どもと接する時はもちろん、他にも家族と接する時、友人や同僚、上司や部下と接する時・・・理想通りにならないことがほとんどです。

理想は考えるだけで勝手になされるものではないからです。

 

これまで戦後75年で日本がここまで発展してきたのは、人々が理想を求めて協力し合って努力してきたからであると感じます。

理想を実現するためには、「理想を思い描く」だけではなく、「実現に向けてぶつかり合いながら努力する」過程があってこそ、なされるのだと感じます。

 

再び「怒り」の話に戻りますが、理想と現実のギャップが生じた時、怒ることで感情の発散にはなりますが、解決につながるわけではありません。

相手の態度や行動に対して怒ることは、せっかく高い理想的な考えを持っていたはずの自分が相手と同じ土俵に下りてきてしまうことだと感じます。

 

なので、いつも「理想への希望」や「考えの軸」をしっかり持って、周りの環境や行動との間にギャップが生じたとしても、揺らぐことのない軸を持って相手に接することが大事だと感じています。

 

そして、怒っている相手と接しなければいけない場面でも、自分が同じ土俵に下りず、遠くから俯瞰する目が必要だと感じています。

怒っている人、怒鳴っている人は防衛本能として苦しさから自分を守ろうとしています。

なので、「悲しいんだな」「失望しているんだな」と相手の感情を俯瞰して受け止めることが大事なのだと感じます。

 

自己表現が苦手な日本人だからこそ「怒り」という形で感情が爆発してしまうことも多いと思います。

そんな時でも、ブレない自分の「軸」を持って、みんなが相手を認め合う心で接することで愛の世界が広がっていくことを願っています☆

f:id:sailch-e:20200613203658j:plain