すべてのことには時がある
保育の仕事の前、ぴよこは公共施設で事務や受付の仕事を五年間していました。
今回はその時の話を書こうと思います。
公共施設の仕事の前は保育の仕事をしていましたが、あらぬ誤解から年度途中で退職することになってしまいました。
元々年度末で退職することを考えていたので少し早くなっただけでしたが、誤解を受けたことがショックで、数日は落胆していました。
しかしずっと落胆しているわけにいかないので、転職活動を始めることにしました。
保育の仕事以外は考えていなかったので保育系で探していましたが、そんな折ある知り合いから公共施設の仕事を紹介されるようになりました。
「とりあえず見学だけでも…」と見学させてもらったところ、とても雰囲気がよくいい施設で「ここなら自分に投資することができそうだ」という感動を受けて、そこで働かせていただくようになりました。
私と入れ違いで退職する職員がいたのですが、その人と一ヶ月は在職期間が重なっていたのでその人が退職するまで細かく仕事の引継ぎをしてもらいました。
しかし、その人が退職してからもわからないことや確認すべきことは生じるので先輩に聞かないといけなくなったのですが、この先輩が面倒くさがりなのか何かを聞くとだいたい
「その辺にあるから自分で探して~」
「知らなーい。自分で考えて~」
と面倒くさそうに言われてしまうので、何か聞かなければいけない時は様子をうかがい、ビクビクしていました。
しかし、公共施設だったので毎日いろいろなお客様が来られ、接客はとても楽しくお客様には癒されていました。
そんなある時、教会の牧師さんとお話をする機会がありました。
「最近、仕事はどう?」と聞かれたので「もう辞めたいです」と正直に話したところ、ビックリした様子でしたが、聖書の話を引用しながら話してくださいました。
"天が下のすべての事には季節があり、
すべてのわざには時がある。
生るるに時があり、死ぬに時があり、
植えるに時があり、植えたものを抜くに時があり、
・・・
愛するに時があり、憎むに時があり、
戦うに時があり、和らぐに時がある。"
(伝道の書 3章1~8節)
「退職するにも一番いい時があるから、一番いい時に次に進めるようにお祈りしてね」というアドバイスをいただきました。
ここでお祈りすることは決めましたが、保育の道に復職することも決意していたので「〇歳までには必ず復職する」という目標も設定しました。
それからお祈りしていると、しばらくして上司より
「あなたが真心を込めて接客する態度を評価した」と言っていただき、違う施設への異動が命じられました。
そこではとても自由に楽しく働かせていただくことができ、とても恵まれた環境でした。
そこで二年間働いた後、また元の施設に戻ることになりましたが、以前苦手だった先輩と入れ替えでの異動となり、またいい環境で働けるようになりました。
そこで二年間働いたのですが、目標として定めていた〇歳が近づいてきていました。
「いつが時なのだろうか?」と思いながら仕事を続けていたある時、自分の求めていた様々な条件に合った仕事の話が見つかり「今だ!」と強く感動を受けるようになりました。
そして〇歳になってすぐ、無事転職することができました。
保育の仕事を始めてから、公共施設での経験が役に立ったこともたくさんあり、本当に全てに時があり、全てに意味があるのだと感じさせられた経験でした。
様々な経験に感謝して、また次に進んでいきたいと思います。