時代が発展する「時」
このところ新しいことが始まったり課題に追われたりで、ブログ更新に手が回らず久しぶりの更新になってしまいました。
ようやく落ち着いてきたので、続けて書いていきたいと思います。
最近幼児教育について勉強中ですが、幼児教育の歴史を辿ると盛んに発展した時期があり、どの分野においてもその分野が急速に発展する「時」があるのだ、ということを感じました。
今日は幼児教育が発展した時について書いていきたいと思います。
★フレーベル(1782~1852)ドイツ
幼児教育の父と呼ばれる人物。初めて「キンダーガルテン」と名づけられた幼児教育施設を作り、その後世界に幼児教育が広がっていった。
フレーベルの言葉
「親として、教師として、子どもをどう導けばいいのだろうか。
ただ、児童をよく観察し、注意をすればよい。
そうすれば、子どもが自らあなた方にその方法を教えるであろう。」
「すべてのものは神が創造主であり、すべてのものは神に支配されており、自然の法則に従うことを自覚することが教育の目的である。」
このような考えを元に、子どもに命令や干渉するのではなく、子ども自ら育っていける環境を整える幼児教育が発展していきました。
そして、このフレーベルの思想と土台を元に1800年代後半~1900年代初頭にかけて、幼児教育が著しく発展しました。
★シュタイナー(1861~1925)オーストリア
→子どものリズムで芸術教育
★モンテッソーリ(1870~1952)イタリア
→「ひとりでできた!」を見守る教育
→わらべうたなどの音楽教育
★フレネ(1896~1966)フランス
→子ども主体の教育
そして、この時期日本でも幼児教育が発展しました。
★倉橋惣三(1882~1955)
→日本のフレーベル、幼児教育の父と言われている人物。
日本の幼児教育の先駆けとなった東京女子高等師範学校附属幼稚園(現・お茶の水女子大学付属幼稚園)で園長を務めた人物。
これらの教育は全て現在の世界の幼児教育の土台となっているものですが、この教育者たちが皆同じ時代に生き、各地でこの幼児教育という分野の土台を作ったことは、偶然ではなく「時」があるのだなぁ、と感じています。
私たちが何かをするにも一番よくできる「時」があり、時を掴んで行なうことが大事だと感じました。
さて、私は今はこの中のモンテッソーリ教育について勉強中です。
勉強したことは今後も書いていきたいと思っています。
子どもだけの特有な力や感覚など・・・深い世界です。