Sail of the Lord Church(セイルオブザロードチャーチ)保育士ぴよこのブログ

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東京都足立区キリスト教の教会Sail of the Lord Church(セイルオブザロードチャーチ)に通う保育士、ぴよこのブログです♪

毎日新しく!~モンテッソーリ「日常教具」から考える~

モンテッソーリ教育を勉強中のぴよこです☆

先週末からモンテッソーリ教育ドキュメンタリー映画が公開され、日本でも注目されているのを感じています。

さて、モンテッソーリ教育の基本は「子どもはその時期に成し遂げなければいけない課題を自然から与えられており、大人はそれを助ける存在」という考え方にあります。

「ママ、一人でするのを手伝ってね」という子どもの心の叫びに応えるのが大人の役割だ、という考え方が基本にあり、その「自然から与えられている課題」に十分取り組めるようにするために様々な教具があります。

 

モンテッソーリ教育には「日常生活」「感覚」「文化」「数」「言語」という5つの分野があり、それぞれに教具があります。

「文化」が最も幅が広く、その中で生物、歴史、宗教、美術、地理に分かれています。

 

今回は「日常生活」について触れます。

この分野は「挨拶」「立ち方、座り方」などから始まり「物の取り扱い」「掃除」「衣服の着脱」「裁縫」「料理(皮むき、包丁を使う等)」「アイロンがけ」など様々な教具があります。

その中でも特に私が印象的だったのは、「(洗濯板を使う)洗濯」と「(ピッチャーや洗面器を使う)手洗い」でした。

 

最近は何でも自動でできる、とても便利な時代になりました。

ボタン一つで洗濯もできるし、手を出すだけで手洗いもできる時代です。

でもそれらは大人が楽をするために作りだしたものであり、子どもは手を使って成長することを自然からの課題として与えられている、ということに気づかされました。

 

最近は「ギター」「美人」「バイク」など元々はアクセントが語頭にあったものが、語尾に変わってきている言葉が多いです。

これも日本人が腹筋を使わずに楽に言えるようにするために、変化したものだと言われています。

 

でも、楽であればそれが最高なのでしょうか?

腹筋も使わなければ体が衰えます。

ボタンやタッチパネルのような指先一つ、最近はSiriのような言葉で言うだけで何でもやってくれるものまで存在しています。

 

もちろん、病気や障害で手足や身体が不自由な方が文明の利器によって様々な活動ができるようになったことは、素晴らしいことだと感じています。

でも健康な人が楽に暮らすばかりでは、体も考えも衰える一方ではないでしょうか。

子どもに「自然からの課題」が与えられているように、大人も「日々自らを開発し、発展させていく」という課題が天から与えられているのではないか、と感じています。

 

神様が与えて下さった考えや身体を日々もっと開発し、より理想的な自分、そしてより理想的な世界がなされるよう努力していきたいと思います☆

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日々開発、日々発展